オフィス内装工事

綺麗なインテリアのイメージと見積価格だけで業者を決めるには、ベトナムではリスクが大き過ぎる環境にあります。CRAFTECは<お客様のハンドリングによるリスク負担>を減らすあり方に重心をおいた独自の内装サービスを展開しております。ご計画が最大限スムーズに進むよう、計画の初期段階からお客様をサポートをさせていただきます。

ベトナムでのオフィス構築は、日本と異なる様々な障壁がございます。

貸し主が圧倒的に強い賃貸市場
東南アジアの中でも賃貸オフィスの共有面積に対して需要が高いベトナムでは、オフィスの貸主と借主の力関係は、常に貸主が強い立場にあります。また、どんな物件でも借りられるわけではなく、外資系企業が法人登記できる物件を選ぶ必要があります。

物件の仮押さえがしにくいベトナム
ベトナム市内の物件は常に流動的です。日本のスケジュール感覚で候補物件を選び、全体予算を試算し、本社に稟議を掛けている間に多くの候補物件は他社に取られてしまいます。大切なのは、先にマスター工程を把握し、イレギュラーの費用を組み込んだ上でオフィスに必要な面積の工事概算額を把握し、検討に入る期間をあらかじめ定め、できる限り短い日数で物件を決定することをお勧めいたします。

仮押さえはDepositの着金が完了してはじめて有効                                     ベトナムでは、貸主が手付金の着金を確認してはじめて借主の物件の仮押さえが有効となります。日本のような口約束は通用せず、たとえ貸主へ物件のOffer letterを提出している間でも安心はできません。

現地のどこをチェックすれば?わかりにくい確認ポイント
賃貸区画は、ビルによってコンディションはまちまちです。また、同じビルの中でも空調設備のコンディションが大きく異なるケースもあります。また、ビルの管理規約のクセ、一般の方にはつかみどころのない消防法規対応も、特に南部のホーチミンはビルによっていまだに異なります。立地と見た目だけで詳細を検討せずに物件を選定するのには大きなリスクがあります。

OAフロアが普及しないベトナムのオフィスビル
ベトナムでは、日本のようなOAフロアを備えたビルは全体の1%にも達しません。床には5cmほどのモルタル層が敷設してあり、そのモルタル層に溝を掘って埋設配管をする工事方法が一般的です。将来の増員を想定している場合には、予め将来のMAXの座席数のプランも最初から検討しておくことをおすすめします。

ガラス窓と方位
建物の環境性能基準もまだ発展途上のベトナムでは、ビルの窓には未だに単板ガラスが多く採用されており、外からの強烈な日射熱を窓から受けやすい傾向にあります。せっかく眺めが良い区画を借りても、日中はカーテンを閉めたままのオフィスが非常に多いのが現状です。窓の方位、特に午後の日差しの影響も考慮しましょう。

図面と異なる実際の区画                                                      ベトナムでは新築のAグレードのビル以外は、貸主から提供される図面は実際の寸法と異なることが一般的です。柱の大きさや位置、壁の長さ、窓の位置などが微妙に異なることが多いため、オフィスレイアウトを検討する際には現地で採寸調査を行う必要があります。CRAFTECでは、物件の初期検討段階から現地調査、レビュー、テストレイアウトの作図協力はサービスしております。

お客様のリスク回避のための様々なご助言をさせていただきます。                              ご計画の際はお気軽にCRAFTECへご相談ください。